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サンフランシスコNPO継続インターンシッププログラム

-受入団体概要-

 プログラムの受入団体(アルファベット順)は、以下の通りです。なお、受入団体のやむを得ない事情により、受け入れができなくなる場合がありえます。その場合は、同様の活動を行っている団体に変更させていただきます。その旨、あらかじめご了承下さい。


Center for Elders Independence

 高齢者が地域や家庭で自立して生活できるように、さまざまな援助を提供している団体。1992年からは、連邦政府のPACEプログラムの実施団体となった。このプログラムは、会員となった高齢者に対して、地域や自宅で自立生活を送るために必要な包括的なサービスを提供するもの。具体的には、自宅介護、デイ・ヘルスケア、一次医療、投薬、救急治療などが含まれる。
 職員100人以上の大組織のため、事業全体ではなく、広報を担当する部署でインターンシップを行う。広報資料の作成や他団体と連携し、会員募集のための説明会などを手伝う。そのため、組織全体を理解する必要がある。自宅介護から入院まで、高齢者サービス全般を学びたい人に有益。


East Bay Resource Center for Nonprofit Support

 サンフランシスコの対岸、オークランドにあるNPOの経営指導組織。スタッフが3-4人と規模は小さいが、ファンドレイズを中心に、ワークショップを随時開催。また、併設の図書館でNPO関係の図書の閲覧やコンピュータを用いたリサーチができるようになっている。毎年、地域のNPOと協力して行うNPOに関する会議には、数百人が参加。
 インターンシップの内容は、ワークショップなどのプログラムの準備と実施の手伝い、図書館での資料の整理などが中心になる。ある程度の英語力が必要だが、NPOの経営全般に興味がある人、NPOの経営指導に携わっていきたいあるいは携わっている人にとって、最適の場といえる。


Institute Laboral de la Raza

 労働組合員によって設立された団体。ヒスパニック系や中南米からの移民労働者への権利擁護関係の事業を行っている。具体的には、不払い賃金を支払わせるための交渉や、セクシュアル・ハラスメントをはじめとした性差別、不当労働行為などの問題に対処。これらの問題を職場で受けた人々への相談、支援業務の他、リーダーシップ・トレーニング、法律相談なども実施している。
 各種の相談業務をアシストする意味で、相談内容をデータ入力するなどの事務的な作業が中心となるインターンシップ。また、随時行われるワークショップやトレーニングなどの準備や実施を手伝う。外国人労働者や女性問題に関心がある人向け。スペイン語が理解できれば、さらに良い。


Japanese Newcomers Services: Nobiru-Kai

 日本から渡米した人々がアメリカ社会に適応していくために必要な教育、医療、住居、雇用などに関する情報を電話相談やワークショップを通じて提供している、ボランティア主体のソーシャル・サービス主体の団体。また、地域のアメリカ人との交流を促進するため、さまざまなテーマで、日本人とアメリカ人が議論をするプログラムも実施。さらに、日本語や英語のクラスも行っている。
 日本からの渡米者が中心なので、英語力は余り必要ない。日本とのふれあいを求めているアメリカ人が多く、片言の英語で話すことも可。仕事は、オフィスの手伝いからイベントの準備や実施など多種多様。ボランティア中心のNPO運営やアメリカ社会全般を知るには、絶好の場といえよう。


Pacific Environment

 アメリカとロシア(シベリアと極東地域)、中国、日本などの環太平洋地域をターゲットにしたユニークな環境保護団体。これらの国々における草の根レベルの運動の支援、国際的な環境保護政策の改善、教育交流活動、国際的な環境保護運動のネットワーク形成など、従来の環境保護団体にあまり見られないユニークなプログラムで知られている。
 インターンシップでは、森林の保護や環境破壊につながる国際金融機関の問題に対する調査や教育活動、これらの問題に取り組むアメリカ以外の国々の団体とのネットワーク作り、Webの更新などを行う。環境保護運動の日米連携をめざす人の育成もめざしており、そうした意識のある人が望まれる。