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慰安婦問題のパネルディスカッションと展示会
JPRNなどが共催、11月14日からスタート
   

第二次世界大戦中に日本軍の手で強制的に連行され、慰安婦として従軍させられていた韓国・朝鮮人への補償問題が大きな政治 課題になっているが、サンフランシスコで、元慰安婦や慰安婦問題を描いた芸術家による教育プログラムが開催される。日本太 平洋資料ネットワーク(JPRN)などが共催するもので、11月14日(火)にはバークレーでパネルディスカッション、20日( 月)から2週間にわたりサンフランシスコで展示会が開催される。  

14日のパネルディスカッションのテーマは、「正義の追求:韓国・朝鮮人慰安婦の物語」。元慰安婦のキム・サンドクさんを 特別スピーカーに迎え、午後6時30分からパシフィック・スクール・オブ・レリジョンで開催される。サンフランシスコ州立大 学のチャンヒー・サラ・スー、ベイアリア在住のアーティストのカズアキ・タナハシ両氏と、メソジスト教会のヒー・サン・ク アン牧師がパネリストとして出席する予定だ。参加費として、5ドルから20ドルの寄付が求められている。  

展示会は、20日(月)から12月2日(土)の2週間、毎日午前11時から午後5時30分まで、開催される。初日の20日午後5時 30分からは、レセプションが行われる。会場は、いずれもサンフランシスコのバンネス通 とマクアリスター通の交差点にあるサ ンフランシスコ芸術委員会のギャラリー。また、21日(火)午後5時30分から、作品を展示しているアーティストらによる、慰 安婦問題に関するワークショップが行われる。

第二次大戦中に従軍慰安婦の名の下に、日本軍の軍人の性的な奴隷にされたアジアの女性は10万人とも20万人ともいわれてい る。日本政府は公式な補償を行っていない。元慰安婦が高齢化するにともない、生存中の補償を求める声が高まっており、今回 のパネルディスカッションと展示会は、こうした声に地域の団体が応えて実施されることになったものだ。JPRN以外に、PANA 研究所、東湾コリアンコミュニティセンターなどが共催している。問い合わせは、510-849-8244のPANAまで。
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