1)インターンシップについて
Q1 JPRNインターンシップとは、どのようなものなのでしょうか?
A1 インターンシップは、通常、研修と訳されます。こう聞くと、特別な研修プログラムが用意されているとお考えになるかもしれません。しかし、このインターンシップ・プログラムは、NPO活動とかかわりながら活動内容や活動の方法を学んでいくものです。JPRNの場合、調査、研究、教育、啓発、交流事業などを行っており、これらの事業のなかで、参加者の方々の興味や学びたい内容に合わせて仕事にたずさわっていただき、リサーチのスキルやマネジメントの手法、JPRNが扱う問題への理解を深めていただくことができるよう、インターンシップをアレンジしています。
最近、日本の大学機関で導入さている企業インターンシップなどは、どちらかと言うと、実践的な業務ではなくインターンに対する「研修的」な要素が強く、インターンは「成果を求められるのではなく、企業から教育を受ける」という意味合いが強いようです。しかし、JPRNでのインターンシップは、アメリカで実施されている多くのインターンシップ同様、実践的な業務を通して学び、体験していただくものですので、インターンへの成果も期待しています。もちろん、この「成果」は、専門性を持った人が完璧に残す成果とは異なります。例え初めての挑戦であっても自分なりに努力をして「最高のものを残そう!」という「やる気」から生み出される成果です。このような成果を繰り返すと、団体からも責任のある仕事をどんどん任されていきますので、インターンにとっても「やりがい」があります。また、アメリカの多くのNPOは限られたリスースの中で活動をしているため、受け入れ団体(NPO)にとっても人手の確保や即戦力になったり、更にはインターンを通して団体が扱う問題への啓発なども行えるので、社会からも高い評価を得ています。報酬がないからといって、「これじゃ、アルバイトとかわらない」、「団体に働かされた」的な考え方では、前向きな成果を得ることができません。NPOでインターンすることの意義を考えて参加してください。自分の持ったポテンシャルを最大限に引き出し、今迄知らなかった自分を発見したり、将来へのビジョン築くファーストステップにもなることでしょう。JPRNのミッションや活動内容に興味や理解を持たれた方の参加をお待ちしています。
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Q2 インターンシップでの具体的な仕事内容を教えて下さい。どのような仕事があるのでしょうか。
A2 A2 JPRNとしては、エッセイ(Q&A6を参照)を通じて参加希望者の関心や知識、能力などを、ある程度理解し、その上でインタビュー(Q&A6を参照)を通じてそれぞれの学びたいこと、また、希望にあうような仕事を検討し、合意書のなかに盛り込んでお互い確認します。ただし、インターン開始後、柔軟に対応します。
過去の例として、リサーチを中心にした場合は委託調査や出版物作成のアシスタント、インターンの方が興味ある分野のリサーチ(但しJPRNのミッションや活動にあったもの)、マネジメントを中心にした場合は視察や交流プログラムなどのアシスタント、ファンドレイズ、アウトリーチ(広報)、事務作業などがあります。
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Q3 NPOについて、知識がありませんが、それでもプログラムに参加できますか。
A3 プログラムの参加者は、NPO関係の仕事や勉強をされてきた人ばかりではありません。これから、勉強したい人もインターンはできます。ただ、インターンをする前にNPOについて調べられた方がご自身のためになるでしょう。また、JPRNでは、国際交流や市民セクターに関するプロジェクトもあります。これらのプロジェクトでは、必ずしもNPOの知識や経験は必要ありませんが、興味を持って前向きに取り組む姿勢のある方を優先いたします。
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Q4 インターンは有給でしょうか、無給でしょうか、また、週に何回、何時間仕事をするのか教えて下さい。
A4 このプログラムのインターンは無給です。仕事時間は、3)で詳しく述べますが、原則として、JPRNインターンシップは、フルタイム(週40時間)です。英語研修プラスと派遣インターンシップは、JPRNでのインターンシップがハーフタイム(週20時間)です。出勤日は、インターンの希望を踏まえ、JPRNで決めさせていただきます。
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Q5 受入時期はいつですか。
A5 3月中旬、9月中旬、10月中旬の3回です。正式な日程は「サンフランシスコNPOボランティア体験プログラム」の実施期間が発表してからになります。
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2)プログラムの参加について
Q6 どのようにして、インターンシップを申し込むのですか?
A6 下記の手順したがい、申し込んでください。
@参加希望用紙を取り寄せてください。JPRNのホームページから、ダウンロードできます。
Aこの説明書をよくご覧になったうえで、申請書類を作成、送付してください。
申請書類は、原則として米国事務所 (310-8th St., #305, Oakland CA 94607 USA)に提出してください。E-mail: info@jprn.org、ファックス: 510-891-9047でも可能です。以下の書類を受け取った後、通常2-3週間でお返事をします。
・ カバーレター(書類を送付する旨を示す手紙)
・参加希望用紙(所定の用紙を使用)
・ 履歴書 (市販の用紙可・日本語)
・推薦状(任意)
・ エッセイ(1500‐2000字程度で応募理由や経歴などを記載)
・ 選考料(3000円)
B選考料を払い込まれ、書類審査で参加可能と判断した方には、インタビュー(通常、電話による)を設定します。インタビュー後、正式な受入の可否の決定します。
Cインタビューで仕事内容、実施時期を決定します。
D仕事内容、実施時期、費用負担などに関する合意書に署名のうえ、送付していただきます。
E合意書提出後、参加費の振込みをお願いします。
F選考費および参加費は、下記のいずれかの方法で振込みをお願いします。
a) 米国への銀行振込
銀行名:Bank of America, Oakland Chinatown Branch
住所:388-9th St., Suite 168 Oakland CA 94607 USA
口座名義:Japan Pacific Resource Network
口座番号:05453-08050
送金番号(Bank ABA Number): 121000358
b) 日本への郵便振込
郵便振替:東京00190-4-121383
(名義:JPRN東京支部)
※なお、ドル建ての参加費用を日本円でお支払いいただく場合は、円/ドル換算として、お支払いになる当日のレートに1ドルにつき5円を上乗せしてお支払いください。
※選考料と参加費の振込みの証明書のコピーは米国事務所へファックスにてお送りください。
C)その他
ドル建てのMoney Orderまたは小切手をご利用される方は、米国事務所へ書留郵便でお送り下さい。
(受取人:Japan Pacific Resource Network)
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Q7 JPRNにインターンとして採用される基準、また、提出書類の時期を教えてください。
A7 受け入れる可否の基準は、書類を審査して、希望されている仕事の内容がインターンとしてできるか、あるいはJPRNの理念に沿うかによります。JPRNの活動や理念については、ホームページをご覧下さい。インターンとして行う仕事内容、自分のやりたいこと、興味とあっているかなどが判断材料になります。なお、インターンの受入人数や、時期的な関係から受け入れられない、または受入の延期をお願いすることがあります。原則として、インターン開始希望時期の2ヵ月前に書類をご提出下さい。夏休み、春休みを利用される場合は3ヵ月前に提出されることをお勧めします。また、仕事によっては、英語力やコンピュータの能力も判断材料になります。なお、JPRNが提供しているインターンシップは、3)で詳しくご紹介しますが2つのプログラムにわかれています。
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3)プログラムについて
Q8 「サンフランシスコNPOボランティア体験+インターンシップ」について教えて下さい。
A8 JPRNが実施する17日間の「サンフランシスコNPOボランティア体験プログラム」をへて、JPRNオフィスでインターンシップを行うものです。ボランティア体験プログラム参加後、NPOやボランティアに関する基礎知識を身に付けてからインターンシップに参加いただきます。実際にご自身が参加したプログラムに関連した仕事がメインになりますので、学びがパワーアップします。NPOに関する調査やJPRNが行っている各種のプログラムの企画、広報、実施、団体の運営、事務作業などに関わりながら、JPRNが扱う問題への理解を深め、NPOのプログラムや運営方法を学んでいただくものです。受入れはフルタイム(週40時間インターンシップ)で、期間はプログラム参加後4週間からです。
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Q9 「サンフランシスコNPOボランティア体験+英語研修+インターンシップ」について教えて下さい。
A9 JPRNが実施する17日間の「サンフランシスコNPOボランティア体験プログラム」をへて、JPRNオフィスでインターンシップを行うものです。ボランティア体験プログラムに参加した後、英語学校(オークランドなどにある公立の学校で授業料は無料)に通いながら、JPRNでのインターンシップをしていただくものです。原則として、週に20時間が英語学校、JPRNでのインターンシップが20時間となります。したがって、英語力は問いません。渡米後、いつから英語学校に通えるかは、希望する学校などによりますが、通常1‐2週間以内に通えると考えてよいでしょう。なお、英語学校に通うかどうかは、インターンの自由です。したがって、JPRNでの週20時間のインターンシップと平行して、英語研修以外に興味のあることを平日の日中にされたい方は、こちらのプランをお選びください。インターンシップ内容は、上記のプランと同じです。やっていただく仕事は日本語でも可能な作業が中心になります。受入れはハーフタイム(週20時間インターンシップ+週20時間の英語研修)で、期間は8週間以上からです。
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Q10 当初申し込んだプログラムを渡米後に変更することはできるでしょうか。
A10 渡米後にプログラムの変更を希望される場合は、まず変更理由、変更後の計画を事務局長に提出し、了承をえることが必要です。
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Q11 初めからJPRNではなく、他の団体への紹介、斡旋などをしていただけますか?
A11 例外的にお手伝いできる場合もあります。可能かどうか判断させていただくために、参加希望用紙やエッセイなどをお送りください。エッセイの中に、希望する団体の名称または事業内容、所在地(地域)、やりたい仕事内容、インターンシップの期間などについて記載して下さい。可能と判断した場合は、紹介、斡旋の手続きや費用の見積りについてお知らせします。
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4)参加費、その他のコストについて
Q12 インターンシップにかかる費用について教えて下さい。
A12 インターンシップ参加費は、4週間以上10週間未満で500ドルです。なお、参加費は、受入決定から渡米までのアドバイス、インターンシップ開始後の現地でのサポートなどです。渡航費、現地での滞在費、食費、交通費、英語研修での学費(公立の学校は無料)などは含まれておりません。
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Q13 キャンセルの場合は、参加費は払い戻していただけるのでしょうか。
A13 参加希望者の都合で参加をキャンセルされる場合は、参加費の半額を返済いたします。JPRNの都合で参加を見合わせていただく場合は、全額を返済いたします。なお、通学予定の学校、ビザなどのように、参加希望者やJPRN以外の第三者が理由で参加ができない場合は、参加費の半額を返済いたします。ただし、航空券、宿泊費、学費、ビザの申請費などの支払いは、参加希望者の責任となります。
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Q14 航空券や現地での食費や交通費は、どの程度みておけばいいでしょう。
A14 航空券は、航空会社や渡米時期、滞在期間などにより大きく異なります。通常、最も安い場合で往復6万円、高い場合は15‐20万円くらいです。
食費は、外食か自炊かなどにより異なります。外食の場合、朝食3-5ドル、昼食5-10ドル、夕食10ドル(以上)程度ですが、税金やチップもかかります。食べる物や場所にもよりますが、1日当たり、20?25ドル程度を見込んでおくようお勧めします。自炊の場合ですが、食品等には税金がかからず、品物も安いです。1日に10ドル程度ではないでしょうか。
現地での交通費は、滞在先から米国事務所へバスを利用する場合、事務所の所在地のオークランド市内なら往復3ドル、なお、1ヵ月有効の定期だと49ドルです。BARTと呼ばれる地下鉄を利用するなら、約往復2ドル20セントから5ドルくらいです
。
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Q15 長期間インターンをしたいのですが、滞在費などの援助はあるのでしょうか。
A15 例外的にフェローシップという奨学金制度を利用いただける場合もあります。原則として、3ヵ月以上滞在される方で、JPRNインターンシップに参加された方のみフェローシップ申請が可能です。申請は、インターンシップ開始1ヵ月以降に行うことができます。したがって、応募の段階でのお問あわせにはお答えしかねます。なお、フェローシップが受けられるのは、英語や職務能力が非常に優れていて、JPRNとして行う必要がある仕事が問題なくできるなどの条件が満たされている方のみです。
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Q16 滞在場所のタイプと大体の費用について教えて下さい。
A16 次のようにいくつかのタイプに分かれます。
@ホームステイ
現地のホストファミリーの家に滞在します。費用は、朝食付きで月800ドルから1300ドル程度と幅があります。また、食事込みと込みでない所があります。エージェントに支払うホームスティ紹介料は約200ドル程度と思ってください。
Aアパート
全米でも、米国事務所があるサンフランシスコ周辺地域は、 賃貸料が高い場所として知られています。その点を踏まえていただき、また、
好みもありますので、こちらに来て、ご自身の目で確かめてアパートを見つけられるとよろしいでしょう。 サンフランシスコ周辺地域の住宅事情が極めて悪いため、ワンルーム・アパートの賃貸料は、
1000ドル以上かかります。アパートを見つけるまでは、以下のBで紹介しているモーテル、 ホテルなどをご利用下さい。
Bモーテルまたは長期滞在者向け施設の場合
短期間の方にお勧めです。参考までですが、米国事務所まで徒歩で5分ほどの所にある Howard Johnson Expressの場合、1日60ドル程度です。なお、レジデンス・クラブと呼ばれる
長期滞在者割引レート/月額750ドル程度(土・日曜除く、朝夕2食付、個室バストイレつき)の 施設もあります。
Cシェアハウス
現地の家やアパート、マンションなどの部屋を借りるものです。費用は、 部屋代のみで月600ドルから1000ドル程度と幅があります。
食事込みと込みでない所がありますが、大抵は食事は付かないとお考えください。 費用については、食費や光熱費が込みの場合と別の場合があるので、ご注意ください。
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5)オフィスについて
Q17 米国事務所での使用言語は、英語ですか、日本語ですか。
A17 日本語、英語どちらを使ってもかまいませんが、日常のコミュニケーションは、通常、日本語を使用しています。ただし、対外的な作業や文献等は大半が英語になります。
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Q18 米国事務所のオフィスアワーについて教えて下さい。
A18 米国事務所のオフィスアワーは、平日の午前9時から午後7時です。土日と祭日は、原則として休みです。インターンシップは、基本的にオフィスアワー内でしていただきます。
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Q19 インターンシップ中の服装は、どのようなものがよいですか。
A19 常に、スーツなどのフォーマルなものを着用する必要ありません。ご自身の好みで、カジュアルなもので構いません。ただ、フォーマルな席の時のためにできればスーツを1着持ってきた方が、便利なのではないでしょうか。朝夕、夏場でも、寒くなることもあるので、厚手のセーターやジャケットなどをご持参されることをお薦めします。
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6)コンピュータとインターネットについて
Q20 パソコンとアダプターについて教えてください。
A20 原則として、パソコンをお持ちいただいています。持参できない方は、事前にお申し出下さい。こちらの電圧は110ボルトです。この電圧が利用できない機種をお持ちの方は、変圧機をご用意下さい。また、パソコンなどのソフトについても不安がある場合は、事前に問い合わせ下さい。なお、JPRNではPCとMACの両方を使用しています。
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Q21 インターンシップ中のインターネットの利用について教えて下さい。
A21 インターンシップに関連した作業に使用される場合は、JPRNのプロバイダーを利用できます。個人的な利用は、インターンの仕事に差し支えないよう、昼休みなどを利用していただくことが原則です。詳しくはインターンシップ開始時にご説明しますが、個人的にインターネットの利用が多い場合は、ご自分でコンピュータやプロバイダー、電話などを確保するようお勧めします。
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Q22 通信モデムやDSLのワイヤレスネットワークなどについて教えてください。
A22 日本で購入したものでも使えると思いますが、確実ではありません。あらかじめ購入先に問い合わせになるか、パソコンの説明書をご覧ください。お持ちになり、使用できない場合、インターンシップに関する業務は、JPRNのコンピュータをご利用いただけます。個人的に必要ならば、その後、購入されるとよいでしょう。
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Q23 通信設定はどうしたらいいですか。
A23 ニフティのアドレスなどで通信したい場合、ご自分のコンピュータで通信設定が必要でしたら、日本でいる間に手続きなどが必要かどうかは、それぞれのプロバイダーに問い合わせておくことをお勧めします。
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7)生活面について
Q24 英語学校、アパート探しなどは手助けしてもらえるのでしょうか?
A24 英語研修プラス・インターンシップに申し込まれた場合は、予算などに応じて学校を探すお手伝いをします。アパートやホームステイについては、基本的に個人で決めて、手続きなどしていただくことをお薦めしますが、ご希望の場合は有料でサポートしています。。
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Q25 英語学校や派遣団体、滞在先で問題が生じた場合、援助していただけるのでしょうか。
A25 問題が生じた場合、早めの対策が重要です。できるだけ早く、ご相談ください。ただし、アドバイスは行いますが、問題に対しては、自己責任の原則で対処していただくことになります。換言すれば、JPRNでは責任を負いかねますので、その旨十分ご理解のうえ、行動されるとともに、旅行保険で適切な損害賠償保険に加入しておくなどのことをお勧めします。
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Q26 米国事務所のあるサンフランシスコ周辺地域の治安、安全性はどのような状態ですか。
A26 安全な所も危険な所もあります。一概に治安が悪いとはいえませんが、日本と違うという意識をお持ち下さい。人気のない通り、夜遅くの一人歩きなどは避けた方がいいでしょう。
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Q27 変圧機など持参した方が、いいのですか。
A27 米国では、電圧は110ボルト、60ヘルツ。電気カミソリ、ドライヤーなどは日本製品でも使えますが、その他の製品を使われる場合は持参された方がいいでしょう。
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8)その他
Q28 サンフランシスコ空港から米国事務所までの行き方を教えて下さい。
A28 原則として、ご自身でJPRNのオフィスまで来ていただきます。すなわち、送迎は、プログラムの参加費には含まれていません。ご自分で空港から来る際は、"Door
To Door Van"という乗合のタクシーなどをご利用下さい。空港の地上1階を出て道路の中ほどのところに"
Island "と呼ばれる場所があり、そこにこのバン専用の停車場があります。案内の人がいるので、その人に行き先を伝えれば、バンがくるので、”
Harrison between 8th and 9th Streets in Chinatown, Oakland ” といえば、連れて行ってくれます。費用は、チップを含め30ドル余りです。
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Q29 オークランドと日本との時差はどのくらいありますか。
A29 時差は17時間(4月上旬から10月下旬の夏時間中は16時間)です。
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(注)この説明書は、2005年1月1日以降に応募される方に適用されます。なお、説明書における滞在費、交通費、食費などは、2004年12月現在の標準的な価格です。インフレなどにより、価格が変化する場合がありますので、ご注意ください。
<インターン経験者からのアドバイス>
・インターンをする前に、JPRNで何を学び、どのような事をしたいか明確にされてから始められた方が良いと思います。
・時間とお金はあっという間に無くなってしまいます。やはり、何事にもポジティブに挑戦し、日本からいらっしゃる方は、日本でNPOについて調べられる、学べる範囲のことをしてから渡米された方が、有意義にインターン期間を費やせるとともに、自分にプラスになると思います。
・私はNPOに関して初心者で、日本で知識を得てくる時間がなかったのですが、できれば関連する本や資料などに目を通しておけば、こちらへ来てから流れなど早く解るので、良いと思います。
・アメリカでのインターンをするということは、2つの意味を持つと思います。1つ目は非営利団体でインターンをして、仕事を覚えながら自分の将来したいことにつなげていくこと。もう1つは、アメリカで生活をして異文化の生活を知ることです。アメリカ社会を知るという意味では、いろいろなレクチャーやミーティング、他の非営利団体を訪問してみるのもいいでしょう。自分の目的をはっきりさせて、インターンとしての仕事を異文化の中での生活や社会勉強をうまく両立できたらいいと思います。
・インターンシップをする時期によって、どんなプロジェクトがその団体で行われているか異なります。その事で仕事内容が左右される事もあるでしょう。派遣プログラムで、2ヵ月以降に派遣される団体の候補がある場合は、その団体のリサーチは不可欠です。ホームページなどだけでなく、電話やE-mail等で団体の状況を聞いてみるとよいでしょう。それから、英語は来る前に可能なかぎり慣れておく事をお薦めします。
<JPRNのインターンを紹介した記事>
▼ 「地球体験Book'99アルク地球人ムック」
6ヵ月間にわたりNPO団体で活動
市川 徹さん
私は中央大学総合政策学部で勉強していますが、この学部では半期ごとに授業が完結するセメスター制度を採用しています。学部でインターンシップを支援するような特別な制度はありませんが、私はこの制度をうまく利用し、自主的に後期の履修登録をせず、その分6ヵ月間にわたってアメリカのカリフォルニア州にあるNPO団体、日本太平洋資料ネットワークでのインターンシップ・プログラムに参加してきました。
これに参加した私の目的は、日本よりも盛んであると一般的によく言われるアメリカにおけるNPOの活動の実態や運営の仕方、それを取り巻く社会の環境などを実際にこの目で見てみることでした。このプログラムへの応募へあったては、志望動機や自分がやりたいことを明記した小論文を参加する半年前に提出し、その後JPRNのスタッフとの面接を経て参加が決定。ビザは6ヵ月滞在可能なBビザ(観光ビザ)を大使館に申請、2週間ほどで発給されました。
私の仕事場はオークランドにあるJPRNのオフィス。リサーチインターンという身分でした。仕事の内容は大部分がリサーチでしたが、コンピューターの仕事もしました。リサーチのテーマは「アメリカにおけるNPOの政治活動」。さまざまな団体の資料や文献を集めて、最終的にレポートの形に仕上げました。一方、コンピューターの仕事はJPRNのホームページを立ち上げるとともに、テクニカルサポートを行いました。コンピューターに関してはある程度知識があったので非常に役立ちました。これらの仕事からも貴重な経験を得ることができたのですが、JPRNで行われるプロジェクトに参加することですばらしい体験もしました。たとえば、アメリカのNPOを視察する日本からのツアーをJPRNがアレンジ・コーディネートする機会がしばしばあり、そのツアーに一緒に参加することで、さまざまな活動を行っている多くのNPOでの生の話を聞けたのはインターンの特権といえるかもしれません。
このインターンシップを通じて大変だったことは、特に英語力が十分でなかったことで、リサーチについて納得のいく取材ができなかったことですが、JPRNではいざというときに日本語が通じるのは心強かったといえます。自分の問題関心が漠然としたまま出発したことで、リサーチのテーマを絞り込めずに思うように進まなかったことなどもあります。今回の貴重な経験はまず、卒業論文に、そして今後自分自身のさまざまな活動に役立てていこうと思います。
<プロフィール>
1997年10月から98年4月、中央大学在学中にインターンを経験。卒業後、大学院に進学。
イギリスの大学院進学への足掛りに
上野雅子さん
大学を卒業した昨年(1997年)の5月から約1ヵ月半にわたって、アメリカにある非営利団体JPRN(日本太平洋資料ネットワーク)でインターンシップと呼ばれているボランティア活動に参加しました。与えられた肩書きはリサーチ・インターンです。事務所でコピー取り、電話での応対、資料集めなどさまざまな雑用業務を手伝いながら、リサーチをしていきます。私のテーマはTET(Telecommunication
Education Trust)という財団について調べることです。具体的にはパシフィックベルという電話会社に課せられた罰金によって発足した財団についてのリサーチです。州政府や消費団体の対応、裁判の経過そして、運営方法など資料を集めたり、行政や消費団体にインタビューをするなどして調べました。以前から市民運動に関心があったので、NPOの先進国であるアメリカは、市民の声がいかに行政に反映されているかを知りたいと思っていました。リサーチのテーマはJPRNと相談のうえ、決まりました。JPRNのリサーチのテーマである「行政とNPOのパートナーシップ」のケーススタディのひとつとして、TETを調べることになったのです。消費者団体を通じて、消費者(市民)の声を行政に伝えていく過程をオフィスでボランティアをしながら勉強することができました。小さいときに5年間カナダに住んでいたこともあり、英語力はまあまあと思っていたのですが、JPRNの事務所で電話応対を始めたところで早くも思うようにはいかないと自信をなくしてしまいました。どのような言いまわしをしたらいいのか、たびたび悩んでしまいましたが2週間ぐらいたって慣れてきて、ひと安心しました。住まいはJPRNの紹介でアメリカ人家庭にホームスティをしました。
1ヵ月半にわたる活動でいちばん勉強になったのは、非営利団体とはどのような運営で組織が成り立っているのか、などが勉強できたことです。
<プロフィール>
1997年5月から6月、JPRNインターンを経験後、イギリスの大学院に留学。
▼ 「日経アドレ」
アメリカでNPOインターンシップ
松井香奈枝さん
アメリカのNPOへのインターンシップを希望する人も増えている。「実際にNPOのインターンシップに参加して、責任のある仕事がどんどん任されることにびっくりしました」と語るのはカリフォルニア州に本拠をおくNPO、日本太平洋資料ネットワーク(JPRN)でインターンとして働いている松井香奈枝さんだ。
彼女は98年にアメリカのミルズ大学を卒業後、プラクティカル・トレーニング・ビザ(最長12ヶ月間の就労が許される就労ビザ)を取得。JPRNのほかメンタルヘルス関係のNPOでもインターンとして働き、忙しい日々を過ごしている。
JPRNはアメリカ在住の日本人を中心に発足したNPOで、日米における人権擁護や企業の社会的責任、市民セクターの強化を主な活動目的としている。「女性の人権を初めとして女性問題に強い関心があるので、こうしたことを深く扱っていたJPRNのインターンへの参加を希望しました」と松井さん。いま彼女が携わっているのは毎月発行している情報誌「アメリカの人権問題とNPO」(日本語)の編集制作、そしてアメリカ企業の社会貢献度の調査など。たしかにかなり本格的な仕事がインターンに任されている。
<プロフィール>
同志社大学、ミルズ大学卒業。1998年9月からJPRNのインターンを務める。
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